非常用自家発電機負荷試験(近畿県内全域)

【非常用発電機負荷試験】

非常用自家発電設備とは、一般的に、電力会社からの電力供給が途絶えた場合に、自動的に発電機を稼働させて発電を行うものです。

電力会社からの電力供給が再開すると、発電機を停止させ、再び停電に備えて待機します。

ディーゼルエンジンやガスタービン等の原動機を用いて文字通り非常時に発電を行い、停電時の電源を自前で確保し非常用の場合は主に、スプリンクラーポンプやエレベーター、排煙機等、緊急時に必要となる設備を稼働させることが目的の設備となります。

その中で何故負荷試験が必要なのか、

まず結論から言いますと、負荷試験とは自家発電機が非常時に正常に起動しうるのかの確認と同時に、内部メンテナンスを兼ねているということです。

一般的に、非常用自家発電機の電気事業法による定期点検や、年2回実施する消防設備点検実施時には必ず非常用自家発電機の動作確認をしているのですが、ほとんどが起動を確認するために数分間発電機を回すだけの「始動試験」で済ませています。

しかし始動試験ばかりを続けているエンジンは不完全燃焼が続くことにより、エンジン内部にカーボンが溜まってしまいます。このせいで非常時、停電時に必要な負荷がかかる際にその負荷に耐えられず、エンジンが破損し動かない等のトラブル起こりうることが判明しました。

これは車のエンジンをアイドリングをかけるだけで数十年もちゃんと動くと考えていることと同じです。ちゃんした道を走らせない事にはしっかり整備されているかどうかはわからないのです。

そこで、総務省の研究機関が実験した結果、30%の負荷をかけた状態で30分間自家発電機を回せば、堆積したエンジン内のカーボンを燃焼排出することができるということを実証しました。自家発電機の負荷試験を行う際に黒い煙が出る場合があるのですが、そのタイミングこそカーボンを焼き切ろうとしている証拠です。逆にこれが落ち着いてくればカーボンが無くなったと思えばよいでしょう。

東日本大震災で回らなかった自家発電機(全体のおよそ5%)のうちの燃料切れを含めば70%がメンテナンス不良でしたので、消防も規制を強化した。という流れです。

作業料金
発電機容量 60KVA以下 一式101,000円
      61~80KVA 一式125,000円
      81~100KVA 一式135,000円
      101~125KVA 一式139,000円

上記以上発電機容量の金額は応相談で対応させて頂いております。

1995年阪神淡路大震災以降、西日本の内陸でも地震が多発しており、南海トラフ沿いの地震に備えた準備が必要となってくるものと思われます。災害対策危機管理としての非常用自家発電機の負荷試験の実施をお願い致します。

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